
西村:私の担当する研究テーマは「地球にやさしい潤滑油の開発」です。一口に潤滑油と言っても、自動車に使われるエンジンオイルやギヤオイル、エアコンの冷凍機油など種類や用途はさまざまあります。特に環境対応を特徴とする新しい潤滑油、潤滑材料の創出をめざしています。
松田:新材料開発をめざし、研究を行っています。まず、市場のニーズ、特許の調査を行い、従来の技術にはない独自性のある新材料となり得るかを判断し、それに基づいて合成、評価を行っています。その中で得られた良好なデータはユーザーに紹介し、意見交換を行うことでさらに分子設計を見直し、より良いデータが得られるよう研究を行っています。
西村:そうですね。二人とも有機精密化学研究室に所属していました。
松田:当社の面接が決まったときは(西村さんに)アドバイスをいただいたことがあります。

西村:学生時代に専門だった有機合成は、今の仕事でもよく使う技術です。ただ、大学では研究一筋で、ずっと実験室に篭っているような生活でしたが、会社では特許申請からユーザー紹介まで幅広い業務を担当するので、ラボや現場やユーザー先を行ったり来たりという感じです。研究のしかたも、学問の場合はひとつのことを深く掘り下げていきますが、会社ではもっと広い視野が必要になります。それに、会社にはパイロットプラントがあるので、スケールの大きい試作ができます。
松田:私の場合、扱っているのは高分子系で、大学の専門とは少し分野が違いますね。大きな違いは、会社ではチームで動くので、メンバーの連携がとても重要なことです。ちょっとした連絡の行き違いが仕事に大きな影響を与えてしまうこともありますから、コミュニケーションの大切さを痛感しています。ひとつのテーマで同じ目標に向かって研究に取り組むというのは学生時代にはなかったことなので、そこは新鮮だし勉強になります。
西村:確かにコミュニケーションは重要ですね。最近は言葉の使い方ひとつで、説得力が違うことを感じています。たとえば、情報がどこから来たのか、伝聞なら伝聞の言葉を使わなきゃいけないし、裏づけのあることならちょと強めに言ってもいいかもしれませんし、そういう言葉の使い方で伝わり方がずいぶん変わります。
松田:学生時代は、論文をまとめるときでも、結論に対してすごく遠回りな書き方だったり、読む人の立場でまとめていないので、わかりにくい論文になっていることがありました。それは社会人になってから意識して直すようにしています。

西村:新製品開発の現場に立ち会えるときですね。ラボで合成していた開発品の種が、日に日に大スケールの芽を出し、ラボを飛び出してプラントでの試験製造へと成長していく過程を見るのは、製品化が近いことを実感でき、わくわくする体験です。このように、基礎研究から工業化製造まで携われることが、この仕事の醍醐味だと思います。
松田:仕事は実験だけでなく、特許、市場の調査など多岐にわたります。入社1年目からこれらの業務全般に携わることができ、日々スキルアップできていることを実感しています。自分が合成した材料が従来品の性能を上回ることができたときは喜びもひとしおで、より良い製品開発のための糧となっています。

西村:私の目標は「仕事の中で人から認められること」です。認められるには、仕事に対する姿勢が重要だと思います。自分のありたい姿をイメージして、それに向かって少しでも努力を積み重ねていきたい。具体的な研究開発の仕事に関しては、新しい商品開発をひとつでも多くやりたいと思っています。あと、海外での研究発表やユーザーとの交流などにもチャレンジしてみたいですね。
松田:研究者としては、自分の開発した商品を市場に出したいということが一番ですね。そのためにも、研究所の中で実験をしているだけではなく、ユーザーをはじめとする社外の人たちとの交流や学会への参加なども積極的に行っていくつもりです。いろいろな人たちと交流することで、研究の周辺分野の情報を収集できますし、コミュニケーション能力の上達にもつながりますから。
西村:私の目標(ありたい姿)は『仕事の中で人から認められること』です。何故なら働くことによって充実感や達成感を得たいからです。認められるには仕事に対する姿勢が重要だと思います。どういう人間でどういう仕事の仕方をするのか、周囲は思っている以上によくわかっています。怠ければ信頼を失いますが、少しでも努力しようとすれば、たとえ些細なことであっても気づいてくれます。その積み重ねが認められることに繋がると思います。ありたい姿をイメージしてみてください。
松田:皆さんは何を基準に会社選びをしていますか?今いろいろな希望を抱いて就職活動を行っていると思います。これだけはゆずれないという思いもあると思いますが、一つのものに固執せず視野を広く持ち、会社に入ったらどういったことをやりたいかを考えてみてください。面接などの雰囲気から、その会社と自分が合っているかを感じ取ることができれば、きっといい会社に出会えると思います。


- 06:30
- 起床。
- 08:00
- 出勤。作業着を着ると今日も一日がんばるぞ!とやる気が湧きます。
- 08:30
- メールと一日の作業内容の確認。
- 09:00
- 合成実験を開始。時間を効率的に使う!なかなか難しいですね。
- 12:00
- 昼休み。社内食堂でランチを済まし、売店で食後のアイスを購入。
- 13:00
- 実験続行。午前中にバタバタと作業をしたため少しゆとりがあります。
- 14:00
- きりのいいところで、ミーティングへ。実験の進捗状況と今後の進め方を確認。
- 16:00
- データ整理や関連する文献をチェック。
- 17:10
- 片付けをして帰宅、もしくは行きつけの中華料理屋に出発。

- 06:00
- 起床。
- 08:00
- 出勤。メールチェックと実験スケジュールの確認。
- 09:00
- 実験開始。前日までのデータを集約し解析。
- 12:00
- 昼休み
- 13:00
- 実験の処理、分析。
- 16:00
- 実験結果のデータ処理、解析。翌日の実験準備。
- 17:10
- 片付けをして帰宅。










































